2018年に出した作品を振り返る。
今年はFGOサークルとしてのコミケ参加、初の諏訪・三重イベント参加といろいろな経験ができ、
弊サークル史上最多の9種類もの同人誌(ほぼコピー本ですが)を出すことができました。
ホームページ更新が滞っているため弊サークルの活動を紹介する意味も込め、
2018年に私が出した同人誌を1冊ずつ振り返ってみたいと思います。
4月1日 東方名華祭
「東方聖地巡礼本のつくりかた~プレビュー版~」

幻想郷フォーラム(東方名華祭)新刊。
東方聖地巡礼本の作成手順について解説した内容で、
主にテーマの決め方、情報の収集の仕方、用意するものなどについて書いたコピー本。
巡礼好き以外のいつかこういう本を作りたいという方にも手にとっていただけたので、
多少は界隈に貢献できたかなと思っています。
ちなみにこの本の正式版ですが、多分出ません。
というのもRONさんが「わかるをつくる。~評論系同人作家におくる88の伝える技術と考え方~」
という素晴らしい本を2018年秋に出したからです。
そちらには私の書こうとしていたことの何十倍も濃密かつ有益な情報がギッシリ書かれているので
そちらを是非読みましょう。
5月6日 博麗神社例大祭
「東方聖地巡礼本書評案内~2017年巡礼本オールレビューブック~」

例大祭新刊その1。
2017年に出た東方聖地巡礼本をすべてレビューしたコピー本。
歴代の全東方聖地巡礼本をリスト化、また所有しているものに関して全部レビューするという計画の
途中報告的な1冊でした。
こういう本があったという資料的な観点から手に取ってくれた方、
巡礼本というジャンルを初めて知った方なども手にとってくれて違った層にアピールできたと思います。
ちなみに全巡礼本レビューに関してはまだ苦戦していて2019年・・・
いや、もしかしたら2020年になるかも・・・
「静岡東方むかしばなし その1」

例大祭新刊その2。
本来はコピー本1冊の予定でしたが東方最大のイベントにコピー本1冊は寂しかろうと、
ふと思いついたネタで作成。
静岡県静岡市にある「白澤神社」を舞台にした昔話風東方SSと、
その白澤神社を訪れた際の巡礼記録の2本立てのコピー本でした。
初めてのSS本でしたが、そこそこ手にとって頂いて感想も頂き満足の行く出来。
昔話風にしたのは地の文を書くのが少し難しかったからだったりします。
他にも駿府城を舞台にした「外の世界での妖怪最後の戦い」をテーマにしたもの、
大井川などを舞台にした椛ものなどいくつか同様のネタはあるので機会があれば続編を作りたいです。
6月17日 東方幻想紅魔祭
「GENSOUWORK 創刊号」

「東方幻想紅魔祭」で出したタ●ンワーク風の紅魔館の求人誌本。
一般メイドや庭師など数種類の職業を求人誌風に書きました。
実を言うとライターとして少し前にこうした求人誌の募集文章を書いたことが
2、3回ほどありまして、その経験も多少は活かせた本だったかなと思います。
作った後に気付きましたが、「GENSOUWORK」というタイトルやネタは既に既出だったので
次回を作るとしたらタイトルを変えようかと思います。
7月1日 鈴奈幻想絵巻
「東方鈴奈庵考察メモ&SCPネタ本」

三重のイベント「鈴奈幻想絵巻」に初サークル参加した時の新刊。
「東方鈴奈庵」から見る貧富の差についての軽い考察、
それと鈴奈庵をSCP化したSCP報告書っぽいやつの2本立ての軽いコピー本です。
カラーのミニポスターを卓上に初めて導入したこと、
それとSCPネタが割と知っている方が多かったことなどから
小規模イベントなのにかなり多く手にとっていただきました。
SCPネタ本は他にも色々なネタがあるので機会があればいろいろ作っていきたいと思っています。
9月23日 諏訪神秋祭
「御神渡り巡礼記」

初の諏訪イベント「諏訪神秋祭」参加での新刊で、
1年ぶりに印刷所に頼んで作っていただいた本。
内容は2018年2月に発生した諏訪湖御神渡りを日帰りで弾丸巡礼した時の旅行記的なもの。
朝早く静岡の家を出て東海道線・中央本線等と乗り継いで電車乗車時間10時間以上という
ハードな日帰りネタ旅行を本にしてみました。
巡礼的な知識は控えめな比較的ライトな本に仕上がりましたが、
旅が好きという方などあまり巡礼に興味がない層に評判が良い本でした。
ライト層向けのこうした巡礼旅行記的な本も今後考えていこうかなと思った次第です。
また、この本から巡礼本の表紙に手描きのイラストを取り入れています。
10月14日 博麗神社秋季例大祭
「秘封倶楽部と学ぶ『鉄道唱歌・東海道編』プレビュー版」

2018年秋イベント新刊。
内容は秘封倶楽部が「鉄道唱歌・東海道編」の内容について学んだり、
また沿線の東方聖地を紹介するコピー本。
プレビュー版のため東海道編の「新橋駅~神戸駅」の内の「新橋駅~横浜駅」まで収録。
本来であれば秋で正式版を出す予定で取材も全て終わらせていましたが、
仕事など時間の都合で断念しプレビュー版でお茶を濁すことに。
鉄道唱歌自体の知名度が低く手応えのあまりない本になってしまいました。
11月11日 科学世紀のカフェテラス
「秘封倶楽部と学ぶ『鉄道唱歌』入門」

2回目の「科学世紀のカフェテラス」参加でのコピー本で、
鉄道唱歌とはなにか、楽しみ方やCD・本の選び方などを軽く解説した内容の本。
秋例大祭・紅楼夢で出した秘封鉄道唱歌本の反響があまり良くなかったため、
まず鉄道唱歌とはなにか、その魅力とはということについて広めようと作った1冊です。
蓮子とメリーの会話形式の本は「秘封倶楽部と学ぶトマス・モアの『ユートピア』」以来で、
そのテンプレ等を流用して手早く作ることができました。
ちなみに秘封鉄道唱歌本の正式版についてはもう少し熟考してから出そうかなと思い始めています。
12月30日 C95(冬コミ)
「日本国内FGO聖地大全」

初のFateサークル参加で初のFGO本。
名義は「しずおか静葉」から1文字変えた「しずおか静謐」。
17都府県70スポット以上収録、取材費30万円弱・取材制作期間2年半ともに過去最大。
大江山など東方巡礼本を作るための取材を一部流用して作成できたのが幸い。
2013年に巡礼サークル「しずおか静葉」始まって以来の大作となりました。
2018年は9冊もの本を出すことが出来、多くの方に作品を手に取ってもらえました。
新刊だけでなく既刊の「秘封倶楽部と学ぶトマス・モアの『ユートピア』」など
多くの感想を頂いた既刊もあり、本当に感謝でいっぱいです。
2019年も東方・FGOの巡礼本を中心に制作していこうと思います。
今年は巡礼本以外も出せていけたので、こうした活動を広げていきたいとも思っていたり。
よろしければ2019年もどうぞよろしくお願いいたします。
C95新刊「日本国内FGO聖地大全」
C95の2日目にサークル参加いたします。
スペースは2日目の東R-46a、
サークル名は「しずおか静謐(しずおか静葉)」です。
今回は初のFateサークルとしての参加となります。
おしながきはこちら。

そして、新刊はFGOの国内聖地や関連地を紹介した聖地巡礼本、
「日本国内FGO聖地大全」です。

日本出身サーヴァント関連地や下総国・新宿などのFGOシナリオに出てきた場所を大量の文章と写真で解説。
関東~近畿の17都府県70スポット以上を収録しており、
これ1冊で国内のFGO聖地の最低でも半分は押さえておける1冊です。

サーヴァント関連地に関しては細かいところまで収録しているとキリがないので、
出生地・生前の拠点・宝具やスキルの元ネタになった場所・死亡地・墓など
特に関連の深い場所を中心に掲載しています。

また、「ガチャポイント」と称して「このスポットの中のココで引くとガチャで神引きできそう」なポイントも解説。
FGO関連スポットでガチャを引いてみたい方にもオススメです。
私がFGO関連地でガチャを回してみた記録などもコラムに載っていますので、
聖地でガチャを引く「聖地巡礼教」に入信したい方にも。
現地に行けなくても写真が多く掲載されているので、
その写真の上にスマホを置いて簡易的な触媒代わりとしても本書をお使いいただけます。

日本国内のFGO関連スポットを知りたい方。
FGOをテーマにした旅行をしたい方。
FGO聖地でガチャを引きたい方。
国内サーヴァントの触媒が欲しい方などなど…
日本に住むすべてのFGOプレーヤーの方にオススメできる本です。
B5サイズのフルカラー52ページ、イベント頒布価格1000円。
メロンブックスさんにも委託しています。
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=452334
本書は取材制作に2年半の歳月、30万弱の取材費など様々なものを犠牲にして作り上げた
いわばサークル「しずおか静葉」始まって以来最大規模の1冊。
是非イベントや委託で手に取って頂ければ幸いです。
例大祭15告知&新刊2種類紹介
今週末、5月6日に東京ビッグサイトで開催される博麗神社例大祭15にサークル参加いたします。
サークル名は「しずおか静葉」、スペースは「つ-11b」です。
おしながきはこちら。

新刊は「東方聖地巡礼案内~2017年巡礼本オールレビュー~」と「静岡東方むかしばなし その1」になります。

「東方聖地巡礼案内~2017年巡礼本オールレビューブック~」は2017年に色々なサークルから頒布された17冊の巡礼本を紹介レビューする書評本です。
サークル開拓、巡礼界隈考察、買い逃しチェックなどにどうぞ。
A5コピー本20P、100円です。

「静岡東方むかしばなし その1」は、静岡県のとある神社を舞台にした昔話風の東方SS本。付録としてその神社の巡礼コラムや周辺の写真なども掲載しており、SS本でも巡礼本でもあるような感じになっています。
A5コピー本12P、100円です。
他、「秘封倶楽部と学ぶユートピア」本、東海地方の東方聖地巡礼本など既刊を色々持っていきます。
当日はどうぞよろしくおねがいします!
科学世紀のカフェテラス新刊「秘封倶楽部と学ぶトマス・モアの『ユートピア』」
9/18(月・祝)に京都パルスプラザにて開催される京都合同イベント。
その中の「科学世紀のカフェテラス」にサークル参加いたします。
スペースは「封02」、サークル名は「しずおか静葉」です。
当日のおしながきはこちら。

そして新刊は「秘封倶楽部と学ぶトマス・モアの『ユートピア』」。
秘封倶楽部の2人と岡崎教授の対話形式で、古典名著「ユートピア」の内容を学べる本です。
久々に「上白沢慧ンズ」名義での新刊となります。

「理想郷」を意味する言葉として一般的に使われている言葉「ユートピア」。
この言葉は16世紀にイギリスの大法官トマス・モアによって書かれた本「ユートピア」に由来します。
トマス・モアは著書「ユートピア」の中で、
私有財産がなく人々が高い精神性を持つ理想国家「ユートピア国」を描きました。

「トマス・モアが著書で描いた理想国家『ユートピア国』とはどんな国なのか?」
「『ユートピア国』にはどんな社会制度や風習があるのか?」
「『ユートピア国』にはどんな問題点があるのか?」
「『ユートピア』『ディストピア』『ポストアポカリプス』の違いや関係性とは?」
こういった「ユートピア」の内容+αを秘封倶楽部と学ぶことができます。

よく言われる幻想郷ユートピア説、幻想郷ディストピア説なんかも、
面倒くさい「ユートピア」原典を読まずとも本書を読むだけでドヤ顔で語れることでしょう。
文系大学生ならレポートや卒論のネタ、学術サークルの活動で使えるかもしれない1冊。
大学生以外にも教養として、また他の映画や小説等の「ユートピア作品」「ディストピア作品」をちょっと楽しめるかもしれない1冊。
本の内容だけでなく、歴史的背景などにも多少は触れているため少しは分かりやすく書けていると思います。

B5サイズ・60ページ、イベント頒布価格は800円です。
委託に関してはメロンブックスさんかとらのあなさんへの委託を予定しています。
ユートピア的、ディストピア的な世界観を持つ幻想郷や科学世紀世界。
そんな世界観をより楽しむため、「秘封倶楽部と学ぶトマス・モアの『ユートピア』」はいかがでしょうか。
当日は封02「しずおか静葉」にてお待ちしております。
追伸
最近はなんとかちょこちょこフリーライターの仕事をして生きております。
例大祭14告知
5月7日の博麗神社例大祭14にサークル参加いたします。
サークル名は「しずおか静葉」、スペースは「H08b」です。
おしながきはこちら。

新刊は東方聖地巡礼本の書評本。「東方聖地巡礼本書評案内 vol.2 プレビュー版」です。


内容は
1.東方聖地巡礼本20冊の紹介・レビュー
2.東方聖地巡礼ファン以外にオススメしたい巡礼本10選コーナー
3.東方聖地巡礼本リスト(140冊収録)
の3つ。
コピー本のA5サイズ16ページ、100円です。
4月に開催された幻想郷フォーラムではvol.1を頒布しましたが、その続編になります。
vol.1とは別の20冊の書評を収録。
ちなみに、vol.1の方も多少持っていきます。
こちらはコピー本のA5サイズで20P、100円です。

諏訪や京都の本だけでなく、ユニークなテーマや地域を扱う本が多い東方聖地巡礼本。巡礼本リストとともに、「こういう巡礼本があるんだ」と少しでも興味を持って頂ければと思います。
東方聖地巡礼ファンには本の案内として、巡礼ファン以外には巡礼への入門や読み物としてお読みいただければ幸いです。
ほか岐阜県の東方聖地巡礼本「東方岐阜郷」など、東海地方の東方聖地巡礼本などの既刊もだいたい持っていきます。当日はお気軽に遊びにいらして頂けると嬉しいです。